20世紀の静物画の巨匠ジョルジョ・モランディ
同じ瓶や水差しを様々な構図で描き続けた人
世俗や絵を売る事には関心がなく
大学で版画を教えながら
母と妹たちと暮らして
絵に生涯をささげた人
20代の頃から
絵や画集を見て
何かわからないけれど好きでした
若い時に見た彼の絵はただきれいな色だな・・・と
表面を見ていた
表面を見ていた
今は
違って見えてくる
その頑なまでの
自分の世界に対する
信念や
貫く意思のある人だと・・・
一見シンプルな構図の静物画
シンプルな花瓶たちの配置に
何度も微妙な構図の変化を加えながら
実は
複雑な構成
そして
そして
(静物をかきつつも静物画にあらず・・・)
哲学的な理論が秘められている
彼の絵を見る機会があれば
そっと観て欲しい
東京ステーションギャラリー
2016年4月10日(日)まで
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