ボタニカルアート(植物画)について
芸術とは違い趣味だと思う人々も多いかと思う
でも違う立場で描いている人もいる
芸術と思って描いている人たちだ
私も芸術とか趣味だとかの境界線はなく
価値あるものとしてこの道に進んでいる
一般的には
優雅なマダムの趣味のイメージだ
確かにそのイメージに憧れたりもしている自分がいる
でも何でもそうですが
そんな簡単でもない(笑)
よく見かける植物も
チューリップやタンポポ
トマトやナスやトウガラシ・・・
良く知っているけれど
それは
ただ暮らしの中で知っているということ
いちいち花びらの数や実になる様子を
寸法を測ったり成長過程を記録したり・・・
知識として蓄える
だから
あらためて絵にしようと思うとズレが生じたりして
こんなに大きかったのかとか
いつも発見がある
人は目でものを見る
でも
見たものを解釈するのは心だ
人が生きるというのは
目で見たものを心に留めていくことの
積み重ね
心もそれによって育てていく
目はものを見るだけなのだが
心は見たものを解釈する
その解釈が時には目で見るものと
食い違ってしまうことだってあるのだ
人生と通じると思うのです
その時に
観察や採寸が役に立つ
そしてそれが
ボタニカルアート(植物画)なんだと思う
学者の目と芸術の意識を求められる
奥深い世界
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