50年近く絵を描いてきて たどり着いたところは 植物画の世界 下を向いて歩く私に 花が語りかけてくれた 絵を描くことは好きだけど 何を描きたいのかわからない 主張したい事もなく 激しい感情もない 絵描きとしての強い個性もない でも 描き続けたら何か見えるかもしれない 今回の展示作品から 見えてきたことは 濁りのない透明なもの 鰹だし 昆布だし 煮干しだし フツフツとゆっくり煮出し 網でこす 黄金色のおだし あらゆる濁りをこして 残ったもの けして 主役にはなれないけれど 味を左右する大切な隠し味 自分が見えてきたような気がする
東京都日野市の百草園駅から徒歩約10分自宅教室フランス刺繍&植物画教室からのお便り